県では、今年度、各市町村に対し、災害で避難所を設置した際のアレルギー疾患への対応について調査を実施しました。
その結果、例えば、食物アレルギーについては、26の市町村が一定以上の対応食品を備蓄していましたが、7つの市町では、推奨されている量に満たない状況でした。
また、乳児に必要なアレルギー対応ミルクについては、備蓄は14市町に留まり、19市町村では準備されていませんでした。
そこで県では、県内全ての市町村が災害時にもアレルギー疾患に配慮した対応ができるよう、支援を行っていきます。
具体的には、市町村の避難所等の担当者を対象に、アレルギー疾患に関する研修会を実施するほか、避難所の運営マニュアルにアレルギーへの対応を盛り込んでいる先進事例を紹介し、働きかけを行います。
取組に当たっては、当事者の目線に立ち、県のアレルギー疾患対策推進協議会のメンバーでもある患者団体からも、丁寧に意見を伺っていきます。
また、県では、市町村が配慮を要する方に適切に対応できるよう、「災害時における要配慮者支援マニュアル作成指針」を示しており、アレルギー疾患への対応も盛り込んでいます。
この指針には、「要配慮者」の例として、高齢者や身体障がい者、乳幼児などの区分を示していますが、今後この例示の中にも「アレルギー疾患を持つ方」を加える方向で検討を進めてまいります。