■ 文教常任委員会 まなびや計画について(2月28日)
<質疑一覧>
 まなびや計画について


<質疑>
 最後にまなびや計画について若干質問をさせていただきたいと思います。
まずは耐震化対策についてお聞きしたいと思います。

<答弁> 教育財務課長
 耐震化対策でございますけれども、必要とされる耐震補強の強度を確保するために、建物のどの部分をどのように補強するのかと、あるいはどのような方法でどのような箇所に行うのか。そして実際の個々の教室等の建物の利用状態も考慮した上で、具体的には窓などに骨組みを入れたり、鉄筋コンクリートの壁を新たにつくったり、あるいは柱やはりの補強ということで必要な耐震の強度を確保できるように工事をしております。
 工事の規模にもよりますけれども、大体、一つの校舎を3,000平米ぐらいと考えますと、おおむね金額的には2億5,000万円ぐらいと考えております。




<質疑>
 老朽化対策事業で、磯子工業高校ほか7棟で1億3,429万円ということですが、これはどのような改修をするのですか。

<答弁> 教育財務課長
 老朽化対策でございますけれども、学校改革に伴うもの等の改修も含めてでございますけれども、一般的には大規模改修、そして比較的そこまでいかない改修ということでございます。大規模改修では主に屋上の防水工事ですとか外壁の補修工事、また、配管等が老朽化している場合にはトイレ等の改修を含めた配管工事、さらには電気等の配線工事も行うことになってございます。




<質疑>
 老朽化対策について伺ったのは、県立高校改革の対象になっている学校の老朽化対策事業は25億9,426万円、それ以外の学校で、今回アクションプログラムの中でやるものが1億3,429万円ということで、大分予算に差があるなと感じたのですね。高校改革の対象になっていない学校でも、百校計画でつくられた学校やそれ以前の学校がたくさんあるので、そのあたりは少し手薄になっていないのかなという疑問もあるのですけれども、それはいかがでございましょうか。

<答弁> 教育財務課長
 耐震化対策に併せて老朽化対策をする場合と、新しいタイプの学校に生まれ変わるために耐震化は極端に必要ないが機能改修をして、その際に必要な老朽化の工事をするというような形で、各学校等によって様々なパターンがございまして、私どもも計画的、合理的に必要な改修をやっていきたいと考えております。




<質疑>
 耐震診断を行って大規模な補強が必要であるなど、いろいろな診断が下ると思うのです。調査によって例えば補強で済むと思われていた校舎が建替えが必要であるというような事態になるということも実際にはあるのではないかと思います。そういったときに教育委員会としてはどのような手段を講じるのですか。

<答弁> 教育財務課長
 耐震診断の結果、強度が低いという場合には、別途、建築の構造専門家等で組織しております公的機関に、実際に耐震の補強が可能かどうかというような評価を依頼することになっております。その中で、補強可能となった場合には、補強工事を行うということになりますが、補強が難しいというような判断があった場合には、生徒の安全を第一に考えて、別の棟へ移ってもらうとか、必要によっては仮設校舎を設置するなどして、建替え等の措置を行っていくと考えております。




<要望>
 第一に優先すべきは、やはり生徒の命、安全にかかわる耐震対策だと思います。それはそのような形で進めていただけるようなので、まずは一安心と言えるのですが、それとともに老朽化しているのは本当にどこも同じような状況を抱えているわけで、そういった細かいところにも目を配れるようなまなびや計画を実行していただきたいと要望させていただいて私の質問を終わります。