私からは、観光振興施策と、東部方面職業技術校(仮称)についての2点にわたって質問をさせていただきます。まず神奈川をどうすれば魅力ある観光地にできるのかということで、横浜、鎌倉、箱根、湯河原など既に観光地としてステータスを築き上げているところは置いておいて、県央、県西、県北、あるいは三浦半島地域というところに焦点を当ててお尋ねをしたいのですけれども、私、昨年の10月、県政調査でドイツに行かせていただきました。都市近郊の田園観光というのでしょうか、ランドツーリズムという呼び方をしていますけれども、大変に盛んなところです。そんなに遠くではなくて、都市から1時間、2時間の距離のところで、比較的短期から長期滞在まで、都市の住民が本当に憩える場所があって、そこで体を休める、心を休めるということなのですが、そういったところは例えば景観もしっかり観光の手法にしているわけですね。伝統的な木造家屋、森林、田園風景を地域で力を合わせて保全をして、また地域の産品を食材として提供したりして観光客を引きつけている。
大都市に近接していて、なおかつ自然に恵まれているということで、神奈川県と非常に近いものを感じたのですね。特に、県央、県北、県西地域の観光振興に大いに参考になるのではないかと思いまして、それに関連をして幾つかお伺いをしたいと思います。
神奈川県でも地域の観光魅力創出事業というのを行っていると伺いましたけれども、どのような内容のものなのか、御説明いただきたいと思います。概要については資料をいただいていますので、具体的な事業をお聞かせいただければと思います。
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