県内の少年犯罪は、全体的には平成14年、平成15年と依然連続増加し、非行少年の検挙件数も1万人を超えて高い水準で推移しております。
その特徴と傾向でありますが、大きく分けて3点申し上げます。その一つ目は、一層凶悪化・集団化の傾向を生じているということであります。特に昨年1年間で、路上強盗150人を検挙しており、前年より81人、率にしまして117.4%と増加しております。
その二つ目でございますが。15歳以下の少年が、昨年1年間で5,365人と全体の50.1%を占めており、中学生と高校生が全体の73.2%を占めております。
その三つ目でございますが、少年犯罪の大部分が、万引きやオートバイ盗、自転車盗のいわゆる乗り物盗など、非行の入り口といわれる犯罪であり、全体の70.5%を占めております。
なお、この低年齢化の問題、非行の中心が中・高校生であること、また、非行の入り口といわれる万引きや乗り物盗などは、ここ数年同様な傾向で推移しております。
|