■入国管理における警察と自治体との連携について
<質疑>
 オーバーステイの外国人が自治体の窓口に行った場合、在留資格なしとした上で外国人登録証を発行するのは本当か?

<答弁>
 はい。



<質疑>
 その場合、自治体は警察・入国管理事務所などへの通告の義務はないのか?

<答弁>
 法律上、課されておりません。
 外国人の登録については、法律上、手続要件等が定められておりますが、法律上登録をされた市の方から警察の方に通報しなければならないといったものは定められておりません。
 一般的な規定として刑事訴訟法上、公務員が職務を行う上で、犯罪があると言うことを思慮した場合、これを告発しなければならないという規定があります。
 従って、明らかに滞在資格のない外国人が登録申請にきた場合には通報をするのが一般的な義務であると解されます。



<質疑>
 運転免許の書き換えの場合などに書類上不法残留だとわかった場合、告発などは行う事になるのか?

<答弁>
 警察としては、運転免許の更新の際に不法残留と分かった場合、確実に検挙するようにしております。



<質疑>
 外国人登録原票の取扱はどの様になっているのか?

<答弁>
 外国人登録の手続きについては、特段、残留資格の有無によって差異が生じると言うことはありません。従って、オーバーステイの外国人であっても、登録・更新はできる事になります。



<質疑>
 このようなケースで、自治体との連携がとれていないという状態は、いつから続いてきているのか?

<答弁>
 以前よりこのような形になっているが、最近不法滞在の外国人が増えてきたことで、このような問題が顕在化してきたと思います。



<要望>
 不法残留が発覚した際、警察と自治体の窓口・入管との連携が上手くとれるように実現して頂きたい。