■総合計画の検討状況の報告について
<質疑>
総合計画の検討状況の報告の中で「これまでの取組を継承しつつ」「マニフェストに盛り込まれた考え方や施策を軸として」というような文言・表現があったが、これは知事の言う所の「マニフェストを土台にする」という表現と同義であるのか?
<答弁>
私どもは、新しい総合計画をつくる上で従来の取組の継承・新しい課題にも積極的に取り組んでいき、その中で政策宣言の中身もしっかりと受け止めていくという事が基本的な考え方だと思っております。
そういう意味ではほぼ同じ意味かと思っており、トータル的に考えてマニフェストを軸にというような表現で使わせていただいております。
<質疑>
自総研だよりにしても、知事は常に土台という言葉にこだわっていますが、なぜその土台という表現を避けられたのかお聞きしたい。
<答弁>
県政の抱える非常に幅広い分野・課題、政策宣言に盛り込まれている全ての分野を網羅していないという意味において、基本的に軸として、きちっと押さえていくという考え方は一番表現としてふさわしいと考えております。
<質疑>
土台としてはなり得ないから、軸という言い方をしたとしか受け取れないのですが。
<答弁>
実際に総合計画を組み立てる際に県政全体の幅から比べてみると、全てを網羅しているわけではありませんので、このような表現をさせて頂きました。
<質疑>
知事が知事選において示したマニフェストは、本来のマニフェストと呼べるような代物ではないので、その言葉を撤回し表現を変えたりすれば、新しい展開があるかもしれないというような事を言って欲しいのだが。
<答弁>
知事は全体から見るとマニフェストの幅については若干狭かった点については、現在お認めになっております。
また、私どもとしては知事が掲げたものがマニフェストかどうかについての発言は差し控えたいを思っております。
<質疑>
マニフェストにあげられた37項目のうちの幾つを新総合計画に反映させたのでしょうか。
<答弁>
37項目の政策の中には、地方分権に関わる事とか行政改革に関わる事など、幾つかありますので、その中で総合計画として受け止めるものが37のうち24の政策という事で御答弁を申し上げました。
<意見>
知事はマニフェストを土台にということを非常に強調されているわけですが、今回の様々なお話を伺うと、とてもその土台となり得ないマニフェストだったではないか?と改めて、強く感じでおります。
やはり、先ほどのマニフェストという言葉にそぐわない知事の政策大網ではないのかと言うような感想を持ちました。
<質疑>
6月定例会の本会議において、マニフェストの算出方法を勘違いしていたという答弁をされていますが、数箇月たってどのように試算をし直したのか、これ財源を考える上で非常に大事な問題だと思いますので、お答えください。
(休憩:午後2時50分 再開:午後3時25分)
<答弁>
マニフェストに揚げられております政策につきましては、現在総合計画などに位置づける方向で調整している最中ですので、今後総合計画等の調整の中で整理をさせていただきたいと考えております。
<質疑>
今、財源というものが非常に問題になっているという点から見ても、本来、マニフェストのようなものに盛り込めるような事ではなかったのではなかったのかという印象があります。